フレッシュ感と柔らかさのバランスが良く、食事に合うように甘さを抑え、食べ合わせの広さと飲み飽きしない味わいを特徴に造られています。
「朝日」は、岡山で育った人工交配していない希少種で、コシヒカリやササニシキの祖先にあたります。
【加茂錦酒造】
・加茂錦について
明治26年(1893年)創業の加茂錦酒造は、今日まで地元加茂市を代表する
お酒として皆様に愛されてきました。
創業以来120余年、日本人の生活スタイルは大きく変わり、
今日では、食卓に和食だけが並ぶ日というのは本当に少なくなりました。
「ご飯」という言葉が、お米だけでなく、食事全般を指すようになったように、
「お酒」という言葉は日本酒以外のワインやビール、ウィスキーをも指すようになりました。
そんな多様化した食生活の中で、どのようなお酒がおいしく飲めるのか、
私たちは日々研鑽を重ねています。
加茂錦は小さな酒造所なので、生産量や酒造りの体制にも限界があります。
けれども、自分たちが美味しいと思わないお酒をつくろうとは思いません。
あたりまえで基本的なことを守りつつ、
これからも加茂錦はいろいろな角度から酒造りに取り組んでまいります。
(加茂錦酒造HP)
・新しい新潟酒を醸す20代杜氏 田中悠一氏
2015年、彗星の如く現れた田中悠一氏。当時23歳。新潟大学工学部に在籍。
彼がお酒を醸し始めたのは、父親が仕事の一環として行っていた全国有名銘柄の利き酒、それに付き合うようになり様々な日本酒を利き始める事がきっかけに。
最初は、全然わからなかった違いも、たくさんの種類を飲むと少しずつ利き分けられるように
なり、同じお酒でもロットや年、醸造方法によっても変わる味の違いなどを愉しむようにも
なり、自分自身でも酒造りをしたいという気持ちが徐々に芽生え始める。
夏休みや冬休みを利用し蔵人として働き始め携われば携わるほどその面白さにハマっていき、
一生の仕事にしたいという気持ちが生まれる。
そして大学3年生の時、両親に想いを伝え大学を休学して酒造りの手伝いを本格的に開始。
田中杜氏が目指すお酒は、『アルコールを感じさせないスムーズな味わい』
それを目指し、父親が行っていた利き酒は今でも毎日欠かさず行い、様々な酒質を知ることで
自身の酒造りにも生かし、トライ&エラーを繰り返し常に酒質の向上を行っている。
今までの新潟酒=淡麗辛口とのイメージとは違い、旨口でありながらもスッキリした味わいが
特徴的。ボトルのラベルに荷札を使った「荷札酒シリーズ」は今までにないデザインでとても
キャッチーであり、今ではバリエーションも増えている。
現在ではレギュラー的位置づけの「純米大吟醸生詰」・アルコール度数13%原酒の「黄水仙」・綺麗で上品な旨味の「月白」・柔らかく芳醇な「雄町」その他にも「備前山田錦」「愛山」「八反錦」等も使用。今後も田中杜氏の酒造りへの探求心は止まらないだろう。ますます楽しみですね。